私の海外経験で一番長かったのは、オーストラリアの老人ホームでの仕事です。
日本の老人ホームで働いた経験もあるので、入居者の生活リズムや看護師・介護士の仕事スタイルを比較していきたいと思います。
モーニングシフト(日勤)
1.モーニングシフト(日勤)は、めちゃくちゃ早い出勤です
6時半から14時半のシフトや、7時から15時のシフトが多かったです。
家が遠い人は、冬場は真っ暗な中出勤。
朝はつらいですが、昼過ぎに仕事が終わると解放感がありますし、夕方から予定を入れられるのも良かったです。
シャワーのタイミング
2.シャワーは毎日、朝食前に介助します
日本では、自分でシャワー・入浴ができない入居者は、週2回程度昼間(朝食後~夕方までの間あたり)に介助すると思いますが、私が勤めていた老人ホームでは毎朝6時半とか7時とか、8時の朝食に間に合うようモーニングシフトのスタッフが出勤するとすぐにシャワーを介助していました。
浴槽はありませんし、日本ほど丁寧に洗わないので、一人ずつにかかる時間はとても短いです。
全員車椅子に乗車
3.スムーズに車椅子へ移れない人も、車椅子に移ります
日本だと、車椅子への移動が少しのお手伝いではできない人の場合、終日ベッドで過ごすこともあるように思いますが、オーストラリアではハンモックのような入居者さんを吊り下げる道具があり、全く動けない方も、体格の良い方も、道具を使い、リモコン操作でベッドから車椅子へ移動してもらい、日中は車椅子でリビングにて過ごされます。
身だしなみばっちり
4.シャワーの後は、お洒落な洋服に着替え、アクセサリーもばっちり
日本では、週2回のお風呂の際、洗濯済の新しいパジャマへ着替えることが多いと思いますが、オーストラリアではきちんとお洒落な洋服に着替えます。(寝る前は再度パジャマに着替えます)
女性の場合は、口紅を塗ったり、ピアスをつけたりと、その人らしい身だしなみを整えます。
慣れないときは、時間に追われているのもあり、入居者さんのクローゼットからあまり考えずに肌着、シャツ、ズボンを端から取り出し患者さんに着てもらおうとしました。
すると先輩から「そのトップスとパンツ(ズボン)は色が合わないわ、この人は黒のパンツを持っているはずよ」と注意を受けることもありました。
入居者の皆さんいろいろな洋服を持っているので、毎日コーディネートを考えるのも楽しかったです。
男性も、洋服だけでなく香水を選んだりします。
ベッドメイキング
5.ベッドメイキングも重要な仕事
日本人って、ベッドメイキングに対してそこまで意識が高くない気がします(私がズボラなだけ?)
オーストラリアでは、シャワーのためにベッドから出たら、どんなに忙しくてもベッドメイキングは欠かしません。
シーツ交換の日でなくてもシーツを整え、決まった形にシーツの端を折り返し、ベッドの横からシーツがはみ出ないよう内側へ折りこみ、ベッドカバーという分厚い布をベッド全体にかけます。(ベッドカバーはベッドを使わないタイミングでだけ使用します)
日本の病院だと、検査の搬送等、忙しいときは掛け布団が抜け殻のような形で放置されてたりしますよね(笑)
食事がレストラン風
6.食事はコース料理のように1品ずつシェフが配膳
これは施設によると思いますが、私が勤めていた老人ホームでは、一般食も、ミキサー食も、きちんと前菜・スープ・メイン・デザートと順に食べ終わるタイミングを見計らってシェフが持ってきてくれました。
食事介助が必要な患者さんでも、同様です。
また、食事の環境も、きちんとテーブルクロスを敷き、立派なカラトリーセットを使っています。
日本では、定食のようにお盆に全メニューを揃えた状態で配ることが多いですね。
それも文化の違いを感じました。
アフタヌーンシフト(中勤・準夜勤)
7.アフタヌーンシフトでパジャマ(ナイティー)へ更衣
モーニングシフトの人と交代で、14時~22時、15時~23時のシフトがあります。
これはこれで、昼過ぎまで家でゆっくりしたり、ランチの予定を入れられたりするので好きでした。
仕事は、ティータイムと夕食のお手伝い、そして順にベッドへ戻るのを手伝います。
夜はシャワーはないので、洋服からパジャマへの更衣だけですが、また大きな機械で入居者さんを持ち上げ、ベッドへ戻ってもらいます。
勤務時間
8.休憩は必ずあり、残業はありません
私の勤めていた老人ホームでは、1日に2回休憩がありました。
例えば、モーニングシフトでは午前中に30分コーヒー休憩があり、休憩室に常備されているコーヒーや紅茶を飲めました。
昼間には昼食のための休憩があり、持参のお弁当を食べます。休憩室に置いてある食パンと牛乳も食べ放題、飲み放題でした。
忙しいからと空気を読んで休憩を早めに終わったり、時間外まで残って次の勤務のフォローをしたり、ということはなく、決まった時間だけ働いて、後はよろしく!という感じで帰っていました。笑
以上、思いつくままに8項目あげてみました。
どこも同じとは限りませんが、他の地域で働いていた友人も「わかるわかる!」と言っていたので、入居者さんの生活リズムやスタッフの勤務は似ているのだと思います。