看護 経験

がん患者さんへかける言葉が見つからないあなたへ読んでほしい本

2022年6月15日

がんの本おすすめまとめ、がん患者の気持ち・声かけにやくだつ

2人に1人はがんになると言われる時代。
病院に来られる患者さんも、がん治療中の人がとても多いです。
働き盛りの40~50代の患者さんもいますし、20代のがん患者さんもときどき来られます。

  • がんが見つかったとき
  • 手術を受けたのに再発したとき
  • 抗がん剤が効かず、がんが大きくなっているとき
  • 新たな転移が見つかったとき
  • できる治療がなくなったとき
  • 余命があとわずかと宣告されたとき

このような、がん患者さんにとって非常につらい場面で、身近にいる人たちは何て声をかければ良いのだろう?と迷ってしまうと思います。
その患者さんをよく知るご家族であっても、言葉が見つからないこともあると思います。
私たち看護師にとっても、難しい場面です。

何か患者さんの気持ちに寄り添うような、支えられるような言葉をかけたいけど、「あなたに私の気持ちはわからないでしょう」と思われる気がして、何も言えないときもありました。

そんな経験をして、私なりに勉強したいと思いました。
患者さんはどのような気持ちでいるのか、どんな言葉に救われて、どんな言葉に傷ついたのか。

患者さんへかける言葉に正解はありませんし、病気の時期にもよると思います。
いつでも同じ言葉が良いわけではなく、励ましてほしい、応援してほしいと思う日もあれば、不用意な励ましがすでに頑張っている患者さんを傷つけてしまうこともあります。
がん患者さんの調子は、身体面も精神面も日によって変動があります。
それは多くの患者さんと関わる中で、表情や言葉の変化から少しずつ気づけるようになってきました。

私もまだまだ患者さんへかける言葉で悩んでばかりの日々ですが、こうして悩みながらも少しずつ成長していきたいなと思っています。

がんで闘病している方々の本

新人時代、闘病生活を送っている人の本をたくさん読むことで患者さんの気持ちを知りなさいと先輩から教わりました。
がん患者さんの書かれた本や、身近にいるご家族の目線の本を複数読むことは、がん患者さんを知るための大きなヒントになると思います。
その後何回も引っ越しをしたので処分してしまった本もありますし、最近購入した本もありますが、現在私の本棚にあるものを紹介したいと思います。

112日間のママ 清水健

かんさい情報ネットten.でメインキャスターを務めるなど、関西で人気な読売テレビの清水健さんが書かれた本です。
清水さんの長男が生後112日のとき、奥さんを乳がんで亡くされています。
身近で支えられてきたご家族の気持ちを知ることができると思います。

「だから、生きる。」 つんく♂

有名歌手、音楽プロデューサーのつんく♂さんが喉頭がんの手術をして声を失ったというニュースは、皆さん記憶にあると思います。
一番大事にしてきた声を諦め生きることを選んだつんく♂さんが、ご自身で書かれた本です。
闘病中の気持ちの変化や、つんく♂さんの考え方・生き方を知ることができると思います。

殉愛 百田尚樹

関西人はみんな大好き視聴率王のやしきたかじんさんは食道がんでした。
やしきたかじんさんと、彼の病気を一番近くで支えたさくらさんのことを、有名作家である百田尚樹さんが本にされています。

ママがもうこの世界にいなくても 遠藤和

2021年の年末に出版された比較的最近の本です。
著者の遠藤和さんは大腸がんのため、24歳という若さで旦那さんと娘さんを残し亡くなりました。
20代の女の子の書いた日記で構成される本なので、とてもかわいらしい率直な気持ちを表現されており、本を読む習慣のない人も読みやすいと思います。

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看護師をしていると、余命宣告などの厳しいIC(インフォームドコンセント)や患者さんの死亡確認の場に同席することがよくあります。
そのとき、患者さんやご家族にどのように声をかければ良いんだろう・・・少しでもヒントになればと思い、書いた記事があります。

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