経験

本棚紹介~化学療法~

2022年7月1日

看護師、化学療法
他の分野の本の紹介はこちらから

化学療法は特に興味のある分野なので、複数本を持っています。
よく使っていた順に紹介します。

がん化学療法の薬はや調べノート

各薬剤毎に、基本情報や時期による注意点、ケアの要点などが見開きのページで短く端的にまとめられています

  • 第1章:分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬)
  • 第2章:分子標的薬(抗体薬)
  • 第3章:分子標的薬(mTOR阻害薬)
  • 第4章:分子標的薬(プロテアソーム)
  • 第5章:分子標的薬(ビタミンA誘導体)
  • 第6章:ピリミジン拮抗薬
  • 第7章:プリン拮抗薬
  • 第8章:葉酸拮抗薬
  • 第9章:白金製剤
  • 第10章:アルキル化薬
  • 第11章:抗生物質
  • 第12章:トポイソメラーゼ阻害薬
  • 第13章:微小管阻害薬
  • 第14章:ホルモン剤
  • 第15章:抗癌剤以外でレジメンに入っている治療薬

仕事中、担当患者さんの使用する薬剤の特徴を覚えられていない時、さっと調べるのに役立ちます。

がん化学療法患者説明ガイド

キードラッグと副作用別の患者説明ガイドです。
抗がん剤治療を行う患者さんは、長期間繰り返し治療を行いますし、入院中だけ安全に副作用コントロールができれば良いわけではありません。
退院後も患者さん自身がその薬剤について正しい知識を持ち、副作用と上手に付き合い、必要時受診してもらわないといけないので、看護師が頭の中で理解しているだけではなく、入院中にたくさん説明する内容があります
この本には「説明文例」と「看護師が理解しておくべきこと」が載っており、非常にわかりやすいです。

  • 第1章:総論 がん化学療法を受ける患者さんへの説明
  • 第2章:キードラッグの患者説明
  • 第3章:副作用の患者説明

患者さんへ説明するときは曖昧な知識やまとまりのない内容にならないよう意識しており、この本にめちゃくちゃ助けられました。

がん化学療法のレジメン44

化学療法のレジメンに特化した本です。
※レジメンとは、癌治療の薬剤の種類や量・日数・休薬期間、手順などを投与する順番に示した計画書のこと
看護師はその日に(または直近で)投与する薬剤のことばかり考えてしまいがちですが、患者さんは自身の長い治療の中の「今は何日目」「次はいつ」「あと何回」ということも気にされています
また、投与スケジュールや副作用の時期に応じて患者さんは予定を立てることもあるため、看護師は薬剤毎の特徴だけでなく、レジメンの理解も重要です。

  • 第1章:レジメン“みかた&よみかた”はじめて講座
  • 第2章(メイン):“患者さんと一緒にまなぶ”重要レジメンのケア&サポート
  • 第3章:早わかり!ナースがかかわる重要副作用&支持療法とケア
  • 巻末付録

患者さんと話しをする際は、レジメンが頭の中に入っていることが大切です。

がん化学療法ベストプラクティス

全463ページで、比較的分厚く、内容はとても充実しています。
他の本の方が、調べたい内容をさっと調べられて便利に感じることもありますが、この本にはがん化学療法の流れや抗がん剤の分類、効果判定方法、看護師の役割など、必ずおさえておきたい基本的かつ重要な内容がたくさん載っています

  • 第1章:わかる!がん化学療法の進め方
  • 第2章:できる!副作用対策
  • 第3章:おさえる!各種がんの病態と治療・ケア
  • 第4章:知りたい!化学療法のレジメンと最新の治療法
  • 第5章:もっと知りたい!よりよいケア提供に役立つ知識

後輩への勉強会の資料作成のとき、とても役立ちました。

がん治療薬まるわかりBOOK

小さな本で持ち運びやすいのに、内容は幅広いです。各薬剤の説明が見開きページに収まっていて見やすいです。

  • Part1:がん種別・主要レジメンリスト
  • Part2:がん治療薬 知っておきたいポイント
  • Part3:副作用対策と安全管理

Part2の内容は「はや調べノート」と重なりますが、Part3の内容まで1冊にまとまっていてコンパクトなのが魅力です。

がん化学療法レジメンハンドブック

薬剤師の先生が各種がんのレジメンごとに詳しく薬剤量まで記載している本で、ややマニアックかもしれません。
疾患やレジメンにより同じ薬剤でも投与量が異なることなど、私のような化学療法が大好きな人には面白い内容が盛りだくさんですが、勉強開始段階で選ぶ本ではないかもしれません。

  • 第1部 総論
  • 1.がん薬物療法の概要
  • 2.レジメンの基礎知識と施行時の注意点
  • 3.がん薬物療法施行時に必要とされる知識
  • 4.一般的副作用対策
  • 5.分子標的薬投与時の注意点
  • 第2部 各論(メイン)
  • 1.肺がん
  • 2.乳がん
  • 3.胃がん
  • 4.食道がん
  • 5.大腸がん
  • 6.肝胆膵がん
  • 7.婦人科がん
  • 8.泌尿器がん
  • 9.造血器腫瘍
  • 10.頭頸部がん

「がん化学療法のレジメン44」より圧倒的に詳しい内容で、若手の看護師はここまで勉強しなくても大丈夫かなと思います。

がん化学療法副作用対策ハンドブック

抗がん剤の副作用について、観察や予防的な看護介入だけでなく、医師が行う対応・対策まで学べます。
ある程度の基礎知識を持っている人が、さらに詳しく勉強するのに役立つ本だと思います。

  • 序章:がん化学療法をはじめる前に
  • 第1章:抗がん剤の副作用症状と治療
  • 第2章:合併症とその対策
  • 第3章:抗がん剤の種類
  • 第4章:標準治療における副作用対策
  • 第5章:抗がん剤投与主義の基本と注意
  • 第6章:患者から質問されたら

レジメンハンドブックと同様、医師や化学療法を極めたい看護師向けな印象です。

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