心電図に関しては、ほとんどどこの病棟でもみなければならないと思います。
しかし、循環器内科や心臓血管外科以外の診療科にいると、いまひとつわかっていないまま、心拍数とリズム不整、重症不整脈の有無だけみている・・・ということもあるのではないでしょうか?(実際、私がそうでした)
ですが、それで許される(?)のは、新人看護師さんだけです。2年目以降の看護師は、受け持ち患者さん以外でも、心電図モニターを使っている病棟内の患者さんのことは把握し、全スタッフで重症患者さんの安全を守っていきましょう。

ナース・研修医のための心電図が好きになる!
黒・オレンジ・グレーの印刷ですが、心電図に色は使われないため、十分見やすいです。
学生時代に習った心電図の基本的なことの復習ができますし、苦手意識を持っている方も多い12誘導心電図についても、基本的な意味合いから押さえておきたい不整脈のことまで、しっかり網羅されています。
文字量は多い本ですが、「Point」「メッセージ」「メモ」「落ち着いてみてみよう!」「覚えてみよう!」などのコーナーが度々出てくるため、読みやすいと思います。
- Ⅰ章:モニター心電図ってなに?
- Ⅱ章:モニター心電図を読んでみよう
- Ⅲ章:12誘導心電図ってなに?
- Ⅳ章:12誘導心電図を読んでみよう
- Ⅴ章:心電図プロになるアイテム集
循環器系以外の部署なら、ひとまずこの本の内容を押さえていれば安心かと思います。
はじめてのモニター心電図
全編カラー印刷で、モニター波形の図がかなり大きく載っています。各ページの文字の量は少なく、本の厚みも63ページと薄いです。
見開きページで1つずつ異常波形の解説があるのでとても見やすいですし、各波形の危険度も書かれているので、先輩や医師への報告のヒントになると思います。
12誘導心電図については載っていません。
- 第1章:基礎編
- 第2章:波形解説編
- 第3章:テスト編
視覚の情報が多く、危険度も載っているため、循環器系の部署以外の新人看護師さんが1冊目に持つのにちょうどいいと思います。2年目以上の先輩看護師には少し物足りない内容かも・・・
ハート先生シリーズ
ハート先生のセミナーに参加すると、テキストとして配られます。本屋さんやインターネットでの購入も可能です。
心電図がたくさん載っており、基本的なことからかなりマニアックな事例まで解説してくれています。
心電図に関しての基礎知識を持ったうえで読むほうが楽しめると思います。(セミナー参加ではなく、自己学習として1冊目に買うのはおすすめしないかも・・・)
心電図検定を受けられる方の勉強にはとても向いていると思います。
ハート先生のセミナーで解説してもらうと、100倍理解できます(笑)
2022年現在全国でセミナーがあるので、是非調べてみてください。
循環器疾患ビジュアルブック
この本は心電図に特化した内容ではなく、循環器の構造や機能、循環器疾患について幅広く載っており、疾患の説明の際に、時々心電図モニターの所見が載っています。
全編カラー印刷でわかりやすいですし、疾患ごとに、疾患概念、誘因・原因、病態、症状・臨床所見、検査・診断・分類、治療が載っているので、初めて見る病気についてざっくり調べたいときにとても便利です。
- Part1 循環器の理解
- Part2 循環器疾患の理解
私が持っているのは第1版ですが、現在は第2版が出ています。