消化器外科病棟で勤務していたとき、役に立った本を紹介します。
さっと病気について調べられたり、解剖生理の理解、看護実践、医師の処置や指示の理解、画像データの理解などに役立つと思います。

消化器疾患ビジュアルブック
全編カラーで見やすいです。
- Part1は総論で、消化器の構造と機能、症候、フィジカルイグザミネーション、腫瘍マーカーとがん死亡率の年次推移などが書かれています。
- Part2は消化器・腹膜疾患
- Part3は肝胆膵疾患について、病名ごとに疾患概念や誘因・原因、病態、症状・臨床所見、検査・診断分類、治療などが書かれています。
病名ごとに載っているのが特徴で、担当患者さんの病気をさっと調べられて便利です。
イメカラ 消化管
黒・グレー・赤の3色で印刷されており、付属の赤シートを使用し重要語彙の赤文字を隠して学習できます。
- 第1章は消化管の全体像
- 第2章は口腔・咽頭と食道
- 第3章は胃
- 第4章は小腸
- 第5章は大腸、食物のたび
- 第6章は検査
- 第7章は疾患
解剖生理がメインの本です。イラストが多くわかりやすいので、臨床はもちろん国試対策にもおすすめです。
イメカラ 肝・胆・膵
イメカラ消化管と同様、黒・グレー・赤の3色で印刷されており、付属の赤シートを使用し重要語彙の赤文字を隠して学習できます。
- 第1章は肝・胆・膵の全体像
- 第2章は肝臓
- 第3章は胆道系
- 第4章は膵臓
- 第5章は検査
- 第6章は疾患
肝胆膵それぞれの機能や消化酵素など、学生時代の苦手を克服できる、とてもわかりやすい本です。
外科系実践的看護マニュアル
黒・グレー・赤の3色印刷で、全673ページの分厚い本です。
看護に特化した内容で、タイトルの通り勉強した内容が実践に直結するので、仕事のモチベーションがあがります。
- 第1部は手術を受ける患者の看護
- 第2部は手術患者の周手術期の看護
- 第3部は手術中の管理とケア
- 第4部は外科看護に共通な処置技術
- 第5部は一般外科術式別看護
- 第6部は術後継続看護
- 第7部は救命救急の看護
と盛りだくさんです。
外科系の病棟看護師だけでなく、外来看護師にもおすすめです。
看護研究の論文を書く際の参考文献としても引用しました。
レジデントノート 外科の基本
この本は最初の16ページのみカラー写真が載っており、その他は黒・グレー・赤の3色で印刷されており、写真や図が多めです。
- 第1章は術前の準備、術後の管理
- 第2章は外科研修で覚えたい手技
- 第3章は手術の流れをイメージしよう
レジデントノートは医師が読む本のイメージですが、先生がどのような手術・処置をしたのか、どのような意味合いでその指示を出したのか、など臨床で疑問に思うことを解決できるような内容なので看護師にもおすすめです。
新人看護師さんには難しい内容かもしれませんが、この本の内容を勉強すると一気に理解が深まります。
リーダー看護師さんは、術前の先生の指示の漏れや術後の異常にも気づくことができるようになります。
実践腹部単純X線診断
全編カラー印刷で、レントゲンやCTの写真(画像)がたくさん載っています。
- Part1は総論
- Part2は森編
- Part3は林編
- Part4は木編
- Part5は応用編
という、少し面白い章分けをされています。
とにかく症例がたくさん載っており、日頃「採血データの正常・異常の判断はできるけど、画像データの正常・異常の判断は苦手」「患者さんの調子が悪くて緊急で画像検査を行ったけど、何が起こっているか全然わからない」と困ることが私自身多かったので、非常に実践的で役に立つ本です、
看護師は「診断」をする必要はありませんが、緊急性のある所見に気づいて医師へ連絡する必要があります。