「コロナ関連のアルバイトは稼げる!」という話を聞いたことがある人は多いと思います。
コロナウイルス関連の仕事と言えば、①病院における感染者の看護 ②ホテル療養中の看護 ③コールセンター ④ワクチン接種 ⑤検査機関など、さまざまな仕事があります。
この記事では、私はワクチン接種のアルバイトをした経験があるため、紹介します。
こんな人にオススメ
- コロナ関連のアルバイトに興味がある
- 高時給で働きたい
- 筋肉内注射を上手になりたい
本記事の内容
- コロナワクチンのバイトの内容、時給
- 経験談
- おすすめの理由
ワクチンバイトの仕事内容、時給
人員配置
ワクチン接種会場には、事務スタッフ、医師、看護師がいます。
- 事務スタッフ:予診票の記載確認、接種証明書の交付、次回予約、会場内の誘導など
- 医師:予診票の内容確認・接種可否の判断・サイン、有症状時の対応
- 看護師:ワクチンの投与、15~30分間の症状観察、有症状時の対応、薬剤の準備(吸い上げ)
ワクチン接種会場の規模によりますが、私が経験した会場では、5人体制でした。
- 接種ブース(4か所)4名:ワクチンの投与
- 観察エリア1名:症状の観察
- ※有症状時は、観察エリア1名+接種ブース1~2名で対応
- ※薬剤の準備は、混んでいれば観察エリア1名、空いていれば接種ブース1名が実施
接種担当と観察担当
接種担当
医師によるワクチン接種許可のある方が接種ブース前に並んでいます。
- 「次の方どうぞ」とブース内に招き入れる
- 予診票に医師のサインがあるか確認する
- 抗凝固剤内服の有無や透析シャントの有無、乳がん手術の既往の有無などを確認する
- 左右どちらの腕に接種するか決定する(どちらでも良ければ本人の希望に合わせる)
- 接種部位を出すように声をかける
- ワクチンの筋肉注射を実施する
- 服を整えてもらう
- 椅子など使用した物品を消毒する
- 予診票回収エリアへ案内する
その他、薬剤保管用の冷蔵庫へワクチンを取りに行ったり、足りない物品の補充をしたり、アレルギー症状が出現した人がいれば医師・観察エリアの看護師と協力して対応します。
観察担当
ワクチン接種が終了した人が、アレルギー等のトラブルが起こらないか観察します。
基本的には15分間の観察です。
既往歴などから医師が30分間の観察が必要と判断した人は、救急カートやストレッチャーのある場所の近くへ案内し、観察します。
気分不良やアレルギー症状の出現などがあれば、臥床してもらったり、バイタルサインを測定したり、心電図モニターを装着したりと対応し、医師を呼び診察を依頼します。
医師の指示に従い、アドレナリンの筋肉注射を打ったり、点滴を開始したりします。
その他、観察エリアにいる人から質問を受ければわかる範囲で返事をしたり、相談センターの電話番号を案内したりします。
ワクチンが無駄にならないよう、残り時間や予約人数を確認し、薬剤の準備を行います。(基本的には薬剤部が準備しますが、最終1時間以内の微調整は現場の看護師が行います)
時給はだんだん下がっているらしい
コロナのワクチン接種が始まってすぐの時期は、看護師の時給は4000~5000円が相場であり、噂ではもっと高時給の会場もあったと聞きます。
しかし2回目・3回目・4回目とだんだん接種人数が減少し、会場の忙しさもなくなり、時給の相場は下がってきているようです。
時期により忙しさが違う
1回目のワクチン接種が始まった頃は、毎日何千人とワクチン接種に来られる人がいました。
- 高齢者
- ハイリスクの人
- 一般
- 2回目接種
- 3回目接種
など、新しい区分の接種が始まるタイミングは、打ちに来る人が増えるため忙しくなります。
しかし2回目以降の接種をしない人がいるため、最初の頃ほどの忙しさはありませんでした。
経験談、エピソード
私は10回以上ワクチンバイトを経験しました。
その中で印象に残っていることや、あるあるを紹介します。
①袖を十分に捲ってくれない
「注射部位をすぐに出せるようにしてください」とポスターが貼ってありますが、多くの人はブースに入るまで準備をしてくれていません。
そして、接種する側の腕の袖を捲ってくれますが、それが全然足りないのはあるあるです!
打つ位置がぎりぎり出るか出ていないかでは、安全に打てないのです。
肩峰(肩のでっぱり)の位置を元に打つ位置を決めるため、しっかり方まで捲っていただきたいものです。
②痛くしないでねのプレッシャー
「痛い?」「痛くしないでね」「この前、痛かったんだよ」「前回は痛くなかったからよろしくね」など、痛みに関してのコメントがとにかく多いです。
もちろん痛くないように打つつもりですが、痛みは人によるのでなかなか難しいです。
③質問が止まらない
「今夜はお風呂に入っていい?」「お酒はだめ?」「熱が出るかな?」「熱が出たらどうしたらいい?」「前回かなり腫れたけど、今回は大丈夫かな?」などなど。
たくさんの質問を受けます。
④打つとき、横になりたい
「座って打つと気分が悪くなるかもしれないから、ベッドで横になった姿勢で打ってもらえませんか?」と希望のある人もたまにいます。
その場合はブース内で接種できないため、道具をいろいろ持ってストレッチャーのあるスペースへ移動します。
⑤筋肉内注射が得意になる
ワクチンのアルバイトをするまでは、病棟では筋肉内注射の指示が少ないため数えるほどしか経験したことがない人もいると思います。
初めは「筋肉内注射に慣れていないけど、大丈夫かな?」という心配の声もよく聞きます。
しかし、ワクチン接種会場で多いと半日で1人当たり400人以上を対応するため、心配していたのは最初の数人だけ、どんどん慣れて手際よく安全に注射できるようになります。
⑥迷走神経反射はしばしばある
緊張やストレスが原因で血圧の低下や脈拍の減少などが起こることがあります。
横になってもらいしばらく休むことで症状が改善し、大事には至らないことが多いです。
⑦有症状の人が重なる
「気分が悪いので見てもらえますか?」「なんだか息が苦しい気がします」など症状が出現する人が、なぜか重なります。
さっきまで数時間、誰も不調を訴えていなかったのに、不思議なことに重なるときは重なります。
ブース担当に応援に来てもらったり、付き添いのご家族の力も借りたりして、なんとか乗り切ります。
⑧重篤なアレルギー症状に緊張
ワクチンバイトを10回以上経験している人の中でも、重篤なアレルギー症状の対応に当たる人は半分以下という印象です。
滅多にないことですが、慣れないチーム(初対面の医師・看護師)で急変対応をする、対象は一般市民でどんな人かわからない、という環境は日頃の仕事以上の緊張感があります。
⑨医師は遅刻してくる、自分の仕事をしている
時間になり開場しても予診票を確認する医師が来ない・・・というのはあるあるです。
緊急性の高い仕事が舞い込んでワクチン接種会場に来れない場合もあると思いますが、日曜午前などは「単に時間にルーズなだけでは?」と正直思っていました。
また、ワクチンを打つ人が少ない日は、論文を読んだり書いたりと、予診票の確認の合間に自分の仕事をする先生も多いです。
ワクチンバイトの良い所
社会貢献度が高い
テレビやネットでワクチン接種に関するニュースを見ると、ワクチン接種のアルバイトは社会貢献度の高さを感じます。
また、家族や友人から「ワクチンを打ってるの!?」と驚かれて、少し誇らしい気持ちになります。
会場での対応は最低限
重篤なアレルギー症状が起こった時、会場での対応は初期対応のみです。(アドレナリンの筋肉内注射や点滴開始など)
明らかに重症であればすぐに病院のER(救急外来)に連絡し、対応してもらいます。
救急外来での勤務経験がなく急変対応ができるか不安という方も、医師や他の看護師が同じ会場内におり、最低限の初期対応さえできれば後は引き継げるのでプレッシャーは少ないと思います。
事務スタッフがいるので安心
会場には事務スタッフがいるため、何かと相談できます。
その日の予約人数を確認したり、あと何人分の薬剤を準備するか相談したり、物品が足りない時に取り寄せてもらったりなど、相談相手がいるのは安心できます。
次回予約に関する質問など、看護師ではわからないことも事務スタッフへ引き継げば解決してくれることが多いです。
予約制なので残業なし
ワクチン接種は予約制のため、予想外に来る人を対応することはありません。
時間になれば終了です。(急変対応があってもすぐにERへ引き継げるため、残業にはなりにくいです)
罹患する可能性は低い
コロナ関連のアルバイトですが、陽性者との接触がないため、コロナウイルスに感染する可能性は低いです。
仮に罹患している人がワクチン接種に来たとしても、お互いにマスクをしていますし短時間の関わりなので、感染リスクは低いです。
単調な作業だけど楽しい
ワクチン接種はどんどん注射していかないといけないので、1人1人と話す時間はほとんどありません。
「どうぞ」「腕を出してください」「チクッとします」「お疲れさまでした」など、声掛けの内容も同じであることが多く、単調な仕事です。
しかし、注射を打つという行為はいかにも看護師らしく、それが楽しいと感じる人も多いと思います。
コロナ関連のアルバイトをするなら
レッドゾーン(感染者エリア)の仕事やコールセンターなど、さまざまなコロナ関連の単発アルバイトや派遣の仕事を紹介してもらえます。
※今回紹介したワクチン接種は、メディカルコンシェルジュの紹介ではありません。